田んぼの整地と平行して、苗床を作りました。苗は買うこともできますが、後々育つ田んぼと同じ環境、同じ土で芽を出し大きくなった苗は、三つ子の魂百までというように、その場に適応して強い稲に育つと考えています。また、自分たちで苗を育てることは、全過程で無農薬・無化学肥料を徹底できます。
この場で育てる種籾のお里は、湖東三山の麓にある『ノラノコ』の田んぼ。ノラノコさんは不耕起自然栽培でお米を作っていて、私たちがやりたい農法と合致。希少な「アサヒ」というお米は、機械で刈るには長すぎるけれど、手作業・一本植えには適しています。この「アサヒ」は、自然交配種の最後の種で、農薬をくぐっていない在来種ということです。私たちも微力ながら、この貴重な「アサヒ」を継ぎ守っていきたいという志です。
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