いざ、脱穀!

天日干しの間、稲穂が完熟していきます。このとき、稲は最後の頑張りで稲に茎にある栄養を全部送ると言われており、天日干しせずにすぐ機械で脱穀し乾燥させるよりも、甘く美味しい米ができることが期待できます。
最初はピンと両側に張り出していた稲も、乾燥して水分が抜けて垂れてきました。その間も雀が狙ってくるので鳥よけに紐を張って被害を最小限に。

慣行農法ではコンバインという機械で稲の刈り取りと脱穀を同時に行いますが、自然農では大きな機械を用いずに、足踏み脱穀気と唐箕(+ふるい等)を使用して脱穀していきます。

足踏み脱穀機は、足踏み板を踏むとドラムが回転します。その回転したドラムに穂先を押し当てて籾を稲束から外していきます。その後、ふるい通しで藁くずなどを分けてから、籾を唐箕を使って選別していきます。唐箕に籾を入れて風を充てます。するとよく実った重い籾は風に飛ばされず下に出てきて、軽い未熟な籾は風で飛ばされて外に分類されるというものです。籾を落とす流量と、風を送る強さと量に少し慣れがいります。

ここから籾すりをして、ようやく新米がいただけます♡ お疲れ様でした。

里山みんなの未来くらぶ

滋賀県近江八幡市の北部に位置する琵琶湖につきでた島学区で活動しています。いきや山(津田山)や奥津島山の麓で、変化に富んだ自然とともに、先人達の知恵と豊かな民俗が残っている場所です。 この里山の自然環境と文化を守っていくこと、自然に寄り添う循環した暮らしを広め持続可能な社会を創ることを目的に様々な活動をしています。

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