わらについて考える

つい50年ほど前までは、藁は生活にかかせませんでした。例えば、縄は今も目にしますが、草履や傘・蓑のような身につけるもの、籠のような運搬道具、たわしや箒のような生活用品から、屋根や土壁といった家造りにまで捨てる所なく活かしきっていました。納豆もですね。日本人すごい!

でも、他の里山の自然の恵みと同様、これまで大切に資源として扱われていたものは、プラスチック等の現代の便利な資材にとって代わられて利用されなくなっています。

多くの意味でもったいない!自然素材は化学物質過敏症にも無縁なはずで人にも優しいはずですし、最後は土に還り地球を汚しません(しかも堆肥になる!)。

ということで、これから現代の私達の生活でもなじむものを手作りしていきたいと思っていますが、まずは季節に合わせてしめ縄を結いました。
過去から、神様が来てくれるように願ったり、清浄な場所を示すために、縄をなって、しめ縄を飾ってきました。自分達の育てた藁を綯っていると、自然と収穫への感謝がわき、とても神聖な気持ちになれました。

ちなみに、今年の米作り、米を入れる籠も、下にひいたムシロも藁製でございませす!

里山みんなの未来くらぶ

滋賀県近江八幡市の北部に位置する琵琶湖につきでた島学区で活動しています。いきや山(津田山)や奥津島山の麓で、変化に富んだ自然とともに、先人達の知恵と豊かな民俗が残っている場所です。 この里山の自然環境と文化を守っていくこと、自然に寄り添う循環した暮らしを広め持続可能な社会を創ることを目的に様々な活動をしています。

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