昔の道具を使って

天日干しをした稲穂は、今度は藁と籾に分けていきます。今はコンバインで自動で籾だけでてきますが、数十年前までは足踏み脱穀機を使っていました。今のように石油資源を使わず、人力だけで効率的に脱穀ができるなんて、当時は画期的だったんでしょうね!集落の方にいただいたこの足踏み脱穀機には『最新型』という文字が光っています。

通りすがりの近所の方々が過去を懐かしみながら色々とアドバイスをして行ってくれます!

そして、足踏み脱穀で外れた籾を、大粒で立派な米と藁くずや小さな籾と分けるのみ唐箕を使いました。ハンドルを回し、風を起こして軽いものを吹き飛ばす原理に、子供も大人も「なんて便利~」と感嘆の声がたくさん。

他にも、藁でできた入れ物(ひげこ)や、竹を編んだ手箕は普段見たことない人も多く、昔の手仕事に触れる機会になりました。昔の道具は自然素材で、ゴミにならず、壊れても補修しやすくてとっても便利です!

里山みんなの未来くらぶ

滋賀県近江八幡市の北部に位置する琵琶湖につきでた島学区で活動しています。いきや山(津田山)や奥津島山の麓で、変化に富んだ自然とともに、先人達の知恵と豊かな民俗が残っている場所です。 この里山の自然環境と文化を守っていくこと、自然に寄り添う循環した暮らしを広め持続可能な社会を創ることを目的に様々な活動をしています。

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